それ、認知症の始まりかも。軽度認知障害(MCI)とは何なのか?

それ、認知症の始まりかも。軽度認知障害(MCI)とは何なのか?

軽度認知障害(MCI)ってなに?

認知症は発症がいつなのか分かりにくい病気です。

症状が出る前にすでに病気が始まっていると言われており、認知症とまでは言えないけれど、もの忘れがある状態を、軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment: MCI)といいます。

これは認知機能に問題があるものの、認知症と診断できるまではいかない段階であり、認知症と正常との中間点である認知症予備軍にあたります。

そんなグレーゾーンとも言える軽度認知障害(MCI)とはどのようなものなのか、詳しく解説していこうと思います。

まるちゃん

軽度認知障害とは聞きなれん言葉じゃの~

かえで

MCIは非常に注目されている認知症です!

MCIの定義について

MCIの定義は次のようなものです。

  • 本人または家族から、記憶障害の訴えがあり、もの忘れがあると自覚している。
  • 日常生活動作は自立しており、身の回りのことは自分で行え、日常生活には支障がない。全般的認知機能は正常である。
  • 全般的に認知機能は正常であり、もの忘れはあるが、他の認知機能は年齢相当である。
  • 年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害がみられ、本人以外の人から見てももの忘れがあると気づく。
  • 認知症ではない。

軽度認知障害(MCI)の人は、そうでない健常な人に比べて、認知症になる確率が高いとされていますが、そのままの状態が続く人もおり、中には、正常に戻る人もいます。

MCIといわれても過剰に心配する必要はありません。

ひろと

最近、物忘れがひどくなったような気がする。。。

まさし院長

その症状、軽度認知障害(MCI)かもしれません。気になる場合は早めに病院で診察を受けましょう!

診断が遅れる理由

若年性認知症の場合、多くの人が仕事や家事を現役でバリバリこなしているので、認知機能が低下すると、支障が出てすぐに気がつくのではと思われがちです。

実際に仕事でミスが重なったり、家事がおっくうになっても、それが認知症のせいとは夢にも思わないですよね。

物忘れがひどいなど、同年代と比べて何かしら目立った認知能力の低下が見られても、「物忘れ」のみなど狭い範囲の能力に限定されており、日常生活においてはそれほど支障がないのです。

病院を受診したとしてもご本人が、疲れ、更年期障害、うつ病などの病気と思い込んでいるので、ドクターも診察をする中で認知症を視野に入れて診断を下さないことがあり、疲れ、更年期障害、うつ病と誤って診断されてしまいます。

そして、誤った診断を受けたまま時間だけが過ぎていきます

時間の経過とともに認知症の症状も目立つようになってくるので、症状が進行してからようやく認知症と診断された例も少なくありません。

そう、若くても認知症になることがあるのです。

ひろと

病院で診察してもらえばよいのかな

かえで

正確な診断出してもらうためには神経内科、精神科、心療内科、脳外科のいずれかを受診することが基本です。

重要なことを忘れてしまう

正常な人でも「物忘れ」はあります。

長い人生の中ではついうっかり、ということは往々にしてあるものです。

「私はしっかりしているから大丈夫!」と思っていても、ふとサイフや重要書類などを、棚やテーブルの上に置き忘れてしまうことだってあるのです。

しかし、その忘れ物が大事な契約書や手形や小切手などの会社の重要書類だったらどうでしょうか。

普通は絶対に忘れませんよね。

それだけではなく、ぜったいに忘れないような重要な商談や打ち合わせをそっくり忘れてしまことが何回か続けて起きた時は要注意で、そんな場合はついうっかりの物忘れで済ませるのではなく軽度認知障害(MCI)を疑いましょう。

忘れたら大変な事態になることって通常であれば忘れるはずなんてないのに、それがすっぽり抜け落ちて、本人も周囲も愕然とするようなトラブルが起きたら要注意です。

こうした現象がMCIであれば、放置すると 5年以内に半数が認知症に移行すると言われています。

必ずしも全てがMCIという訳ではなく、中には認知機能の低下は一時的なもので、更年期障害が原因であるなど回復する例もあるのです。

ひろと

最近、お得意さんとの大事な会議を忘れてすっぽかしてしまいました💦

まさし院長

普通はぜったいに忘れない重要な事柄を忘れてしまうという場合は要注意です!

まとめ

最近ありえない物忘れが続いていると感じていても、自分が認知症になりかけているなんて誰しも認めたくないものです。

認知症が疑われる場合は神経内科、精神科、心療内科、脳外科のいずれかを受診するのが基本なのですが、ご本人が自分が認知症だと気がついていない訳ですから、近くのクリニックを受診してみたり、専門外の科に受診してしまうと誤った診断が出やすくなります。

医師から「認知症です。」と告げられてはじめて自分の病気に気がつき愕然とする方は案外多いものです。

家族など周囲の人が「認知症ではないか」と違和感を感じることもありますので、おかしいと感じたら専門の医療機関への受診を勧めるようにしましょう。

なるべく早期に発見したいですし、誤った診断を防ぐ為にも専門の医療機関への受診がポイントになります。

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