新型コロナ、入院の基準と課題、見直しの方向性について

入院できる基準を知ろう
新型コロナに感染した場合に皆さんが心配することは、もし重症化した時に入院させてもらえるかどうかでしょう。
話を聞いている限り新型コロナに感染したからといって誰でも入院出来る訳ではありません。
今回は、どのような人がどんな基準で入院出来るのかを記事にまとめました。

入院する基準は決まっておりますが、病床が空いていないと医療機関も対応ができません!
重症化や死亡しやすい人は統計的に既に分かっておりますので、ご自身が対象者かどうかを理解して行動することをオススメします。
私は対象者ではありませんが、仕事柄基礎疾患をお持ちの患者様が多いので自分が感染しないための努力をずっと続けております。
自分だけでなく感染すると周りにも迷惑がかかる場合がありますので、ご自身の立場と周りの状況はしっかり把握されて行動した方がよいのではと考えております。
「自分は大丈夫!」という気持ちのゆるみが大変な事態を招きます。
死亡者数と重病者数の推移
死亡者数は2021年10月12日現在で、累計17,979人です。
重症者数の推移をみてみると、大きな山が3つありますね。
重病者数が少ない時期に新型コロナウィルスに感染したなら入院先確保に神経を尖らせる必要はないのですが、問題は重症化数が多い時でしょう。
誰しも新型コロナに感染したいなんて思っていませんので、流行り病を罹ってしまった方は不運としか言いようがありません。
しかし、運悪く重症者数が多くなってきたピークの時期に新型コロナに感染してしまうと、入院が必要な状態なのに医療機関から「病床が空いていないので受け入れられない。」と断られてしまうこともあります。

新型コロナに感染しても、ほとんどの感染者(無症状または症状が軽い)は入院出来ずに自宅療養を余儀なくされます。
これは重症化や死亡のリスクのある人に為に病床を譲る意味でも大事なことですが、一人で自宅療養は心細いですよね。
「新型コロナに感染したら即入院じゃないの?」という勘違いをしている方は多いと思いますが感染しただけでは入院はできません。
得体の知れないウイルスに感染して不安な気持ちはわかるのですが、当人の気持ちだけでは入院はさせてもらえず、ある基準を満たさないと医療機関は受け入れてくれません。
新型コロナウィルスの影響で入院できる場合は命の危険が伴っている時だと思っておいてください。
しかし、医療機関のベッドがどこも満床で埋まっている場合は、重症化して救急車で運ばれたとしても受け入れ先がなくさ迷った結果自宅に帰されることなります。
明日は我が身ですので、個々に医療崩壊を起こさないためにもひとりひとりが感染リスクを抑える対策をキチンと理解して事前対策をしておく必要があります。

日本人は個々に予防の意識が高いので今のところ医療崩壊まではいっていないですよね。
結論としては、有効といえる治療薬の選択肢が少ない以上、感染拡大させない為の事前対策が最重要となります。
対策と課題の中で「感染者のうち8割は軽症又は無症状のまま治癒するが、2割は肺炎症状が増悪し、人工呼吸器管理などが必要になるのは5%程度」という文章が私は一番気になりました。
重症化すると結構な率で人工呼吸器管理などが必要になるのですね。
自分がその立場になったらと思うとゾッとしますが、有効な治療薬が開発され使用できるまでは感染しない努力を常に怠らないという努力をしていくしかないです。
最近大きく報道されているアメリカの大手製薬会社メルクが開発中の重症化リスクを減らす効果の高い新薬の開発にも期待したいところです。
早ければ令和3年度中にも新薬が承認されるかもしれません。

メルクの飲み薬には期待してるニャ!
「入院が必要な者の明確化」はかなり困難なのではと思いますが、何かしらの判断基準が出来るとよいですね。
新型コロナウイルスに感染して入院が必要な人は命の危険が迫っている人であることは間違いないので、どこを境に入院が不要と見極めるのかもっと詳しく知りたいところです。
そろそろインフルエンザワクチンの予防接種の時期になりましたので、私は来週にでもインフルエンザワクチンの予防接種行ってこようと思っています。
体調不良でクリニックなどに通院しても発熱していた場合はとても警戒されますし、こういう時期だからこそインフルエンザにも感染したくないです。
熱があるとみんなの態度と対応が急に変わるのが分かります。
それほど世間は新型コロナウイルスに対して敏感で神経を尖らせているのだなと感じます。
季節性のインフルエンザについても、前もって予防接種を済ませて対策することをオススメ致します。
まとめ
新型コロナの感染爆発による医療崩壊を防ぐ為にも明確な基準は必要ですよね。
どんな基準で重症化した患者を入院させるのか、どんな治療をするのかはまたまだ試行錯誤なのでしょうね。
有効な治療薬が出てくるまでは重症化リスクのある者はより一層、感染予防を徹底しておいた方がよいでしょう。
まずは自分の命を最優先に考えて行動してください。
また、新型コロナウイルスに感染した人の意識とモラルと対応次第で感染拡大やクラスターを防止することが可能です。
ご自身が新型コロナに感染したことが判明したのであれば、他者に感染させるリスクがある期間はご自宅などで人との接触をなるべく避けて過ごすようにしてください。
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