新型コロナ、飲む治療薬で重症化リスクが半減します

新型コロナの飲み薬

アメリカの大手製薬会社メルクが新型コロナウイルスの飲む治療薬で重症化リスクを半減させたとする臨床試験の結果を令和3年10月1日に発表しました。

臨床試験の最終段階ですのでまだ薬は発売されておりませんが、新型コロナの治療薬がもうすぐ実用段階という話はかなり明るい話題なのではないでしょうか。

新薬の実用化を世界中の人々が待ち望んでいます!

高確率で重症化を防げる

新型コロナウィルスにたいして開発中の飲む治療薬の名前は「モルヌピラビル」と言います。

モルヌピラビルを開発中のメルクは、10月1日に最終段階の臨床試験の中間分析結果を発表しました。

臨床試験の結果が気になるところですが、結果は上々のようで軽症~中程度の新型ウイルス患者が入院や死亡する重症化リスクを約50%減少させたそうです!

この治療薬凄いですね。

重症化リスクを半減させられるなら安心感ありますし、特効薬とまではいかないまでも命が助かる患者さんも多くなるでしょ。

医療崩壊を起こす前に、早めに日本でも承認されて薬局で処方できるようにして欲しいです。

重症化リスクを約50%減らせるのはスゴイ!

重傷者数の推移と死亡者数の累計

新型コロナの重傷者数は2021年9月3日の時点で 2,223人となっております。

死亡者数は2021年9月27日の時点で、累計で 17,504人となっております。

重症者数の数位と死亡者数

今回の重傷者数増加の大きな波は東京オリンピックによる人の流れの増加も影響しているかと思いますが、 こうなってしまうと医療機関もその機能を失ってしまいますよね。

今回開発中の薬、モルヌピラビルはこの重症化リスクを大幅に削減できる効果が期待できるだけに実用化が待たれます。

気になるのは副作用ですが、全世界で実証実験も行われて安全性を確かめているようですし、副作用をゼロにすることはどの薬でも無理だと思います。

未知の薬だけに副作用の心配はありますが、新型コロナの重症化や死亡リスクを考えたら使わない手はないですよね。

新型コロナウィルスに感染したらどのようなリスクがあるかは「【新型コロナ】重症化・死亡しやすい人の特徴と治療法」の記事を参考にしてください。

世界初の新型コロナの飲み薬となるか

アメリカのFDA(=食品医薬品局)にメルクは緊急使用許可を申請するそうで、承認された場合には新型ウイルスの飲む治療薬として、世界初となる可能性があります。

新型コロナウィルスが蔓延してから外出を極力控えて自宅に籠る生活が続いており、そんな状況を打開する薬の開発・製品化をどれだけ待ち望んだか分かりません。

こういったニュースを耳にすると、新型コロナの薬は確実に開発されていると知れて肩の力が抜けます。

まだ完全に安心できるレベルではありませんが、こういった治療薬が増えてくればいずれ新型コロナも恐れなくてよい時代が訪れるでしょう。

世界初の飲み薬に期待です!

世界中で臨床試験は行われている

臨床試験は世界各国170の施設で行われていて、その中に日本も含まれています。

また、各国の規制当局にも承認を求める方針だということです。

薬が認可されて使用されるまでには永い年月がかかるものですが、新型コロナの治療薬に関しては特別に認可が早くなります。

日本でも臨床試験が行われています!

生産開始について

年内に1000万人分の治療薬を生産する予定だとメルク側からは伝えられています。

希望を秘めた薬ですので、必要な量が必要な人に届くように大量生産を頑張って欲しいなと思います。

世界初の飲み薬となる可能性のあるモルヌピラビルですが、こういう薬がたくさん開発されて世に出てくることを心より願います。

まとめ

新型コロナウィルスに怯える日々もいつか過去の事になるのでしょうけど、新型コロナにかかった時の治療薬がないことには話になりません。

世界初の飲み薬には期待したいですし、同じような効果の高い新薬がこれから続々と出て来て欲しいなと思います。

新型コロナで入院する時って生きるか死ぬかの瀬戸際のタイミングなんですよね。

そんな時に病院が埋まっていたらと思うと背筋が凍ります。

たくさんの薬が早く市場に出回って欲しいと心より願います。

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