脳梗塞、心筋梗塞、熱中症を防ぐ「健康のため水を飲もう」推進運動【厚生労働省】

脳梗塞、心筋梗塞、熱中症を防ぐ「健康のため水を飲もう」推進運動【厚生労働省】

身体の水分が不足するとどうなる?

体の中の水分が不足すると、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞など、さまざまな健康障害のリスク要因が出ることをご存じでしょうか。

熱中症、脳梗塞、心筋梗塞、どれも場合はよっては生命の危険を脅かすとても怖い病気です。

若い方だと「運動して汗をかいて水を飲まなければ痩せる。」と思っている方がみえますが、そんな事はなく、一時的に体重は減るかもしれませんが自分が思う以上に身体への負担は増し危険です。

健康的に安全に過ごすためにはより正確な情報をキャッチすることが大事で、正しい知識を身につけることが自分の身体を守ることにつながります。

また、高齢者の場合は「今はあまり喉が渇いていないから水分を摂取しなくても大丈夫。」と、判断能力の低下から水分補給が疎(おろそ)かになりがちです。

高齢者は夏場は冷房を嫌ったり、熱中症になりやすい環境が整うので注意が必要でしょう。

患者A

乾いていないのに水分を摂らないといけないの?

まさし院長

これから夏にかけては熱くなりますので、熱中症などを防ぐためにもこまめな水分補給がを意識しましょう!

厚生労働省のスローガン

厚労省が掲げるスローガンは以下の通りです。

目覚めの一杯、寝る前の一杯。

しっかり水分 元気な毎日!

私は水分不足に陥らないように運動時には2リットルの水を用意して、一回の給水でもなるべく多くの水を飲むようにしています。

高齢者の方は判断能力が低下していますので、ご家族など周りが積極的に関わるようにして、頻繁に声をかけて飲ませることも大事です。

若い人も高齢者も関係なく、健康のため、こまめに水を飲みましょう。

患者B

お酒じゃダメかな?

かえで

お酒はダメですね!

こまめな水分補給を心掛けよう

私たちが生きていくために「水」は欠くことのできない存在ですが、その摂取量が不十分であることによる健康への障害が多くの悲劇を引き起こしています。

児童生徒等を中心にスポーツなどに伴う熱中症による死亡事故は後を絶ちません。

また、中高年で多発する脳梗塞・心筋梗塞なども水分摂取量の不足が大きなリスク要因のひとつとなっています。

これら脱水による健康障害や重大な事故などの予防には、こまめな水分補給が効果的です。

このように、厚労省は不幸な事故を起こさない為にも十分な水分摂取を呼び掛けています。

私は中学生の時に陸上部だったのですが、その時の指導は「部活中は弱くなるから絶対に水を飲むな!」でした。

陸上部の先生が言っていた訳ではありませんが、先輩から受け継がれる伝統のようなシゴキでした。

今では考えられない事ですが、昔は「運動時に水を飲んではいけない。」という常識が信じられていたのです。

無知ってホントに怖いですよね。

水はいつ飲めばよい?

寝る前、起床時、スポーツ中及びその前後、入浴の前後、そしてのどが渇く前に水分補給を心がけることが重要です。

要はいつでもよいので、気が付いた時にこまめに水分補給をする習慣をつけるべきなのですね。

推進委員会の活動とは

「健康のため水を飲もう推進委員会」では、「健康のため水を飲んで、熱中症や脳梗塞などの重大な事故から尊い人命を守る」という信念のもと、知らないと人に水を飲む重要性を知らせていくのが、推進委員会の大きな使命なのです。

①こまめに水を飲む習慣の定着

②「運動中には水を飲まない」などの誤った常識をなくし、正しい健康情報を普及する

③水道など身近にある水の大切さの再認識

①~③はとても大切な内容となっていますので正しく理解しましょう。

子供に水分補給の大切さを教えるのは親や指導者の務めです。

また、高齢者は周りが意識して水分補給をさせないと熱中症などにかかりやすいです。

脳梗塞や心筋梗塞だけでなく、腎臓を悪くすることもあります。

当事者だけでなく、周囲の人間も意識してみんなで助け合って健康を守っていきたいですね。

まとめ

歌手の西城秀樹さんが水分補給をしないダイエットで脳梗塞になってしまったのは有名な話です。

ダイエットを意識する余りの出来事で、ご本人も倒れるまでその危険性に気が付いかなかったのでしょうね、テレビで療養中の様子を見かけたのですが、水を飲まずにダイエットしたことをひどく後悔している様子でした。

話を聞いていると、水を飲まないダイエットがどれだけ危険なのか知らなかったようです。

誰しもそうですが、身体を悪くする時ってそうとう体調を崩さない限りは気が付かないものなのです。

脳梗塞の場合は倒れてからも「大丈夫、大丈夫。」と言っている始末です。

それくらい人間の感覚は鈍感です。

だからこそ、こういった予備知識を知った上で健康的に運動をする必要があります。

せっかく運動したのに逆に身体を悪くしたなんて本末転倒な結果にならないように注意しましょう。

また、高齢者の水分補給や室内の温度管理はご家族が注意してこまめにチェックしていきましょう。

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