高齢者のための熱中症対策、危険を回避するためにも知っておこう!

高齢者のための熱中症対策、危険を回避するためにも知っておこう!

暑さに鈍感になる高齢者


今年も暑い夏がやってきました、訪問先で時々目にする光景として高齢者の熱中症があるのですが、熱中症は予防が大事で、水分補給と暑さを避ける対策が必要です。

実際に熱中症になってしまった高齢者には水を飲ませようとしても「喉は渇いていないから大丈夫!」と言って飲んでくれなかったり、うだるような暑さの室内で「暑くないからクーラーは付けないでくれ!」、とか「わしは何ともないから放っておいてくれ!」自分の置かれている状況をまったく把握していない場合があります。

暑さに鈍感になってしまう高齢者にたしては、ご家族などが中心となって熱中症対策をしていく必要があります。

今回は、高齢者の熱中症を事前に防ぐ為にはどうしたらよいのかご説明いたします。

わしはクーラーなくても平気なんだよ!

それは暑さに強くなったのではなく、感覚が鈍くなっているので要注意です!

高齢者は要注意な理由とは

熱中症は高齢者は特に注意が必要で、その理由は次の通りです!

1.体内の水分が不足しがちです。

高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。

2.暑さに対する感覚機能が低下しています

加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。

3.暑さに対する体の調節機能が低下します

高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。

※心臓や腎臓の悪い方や持病をお持ちの方は、かかりつけの医師にご相談下さい。

1.~3.を見ていると高齢者ほど熱中症に気をつけて夏場を過ごさないといけない理由が分かりますよね。

暑さも感じないし、喉も乾かないけど?

熱中症になっても自分では気が付きにくいので

東京都23区における熱中症死亡者の状況(令和2年夏)

  • 約9割は65歳以上の高齢者
  • 約9割は屋内
  • 屋内での死亡者のうち約9割はエアコンを使用していなかった

※計200人(速報値)のうち

エアコンは使わないとダメなの?

暑さを感じなくても真夏に冷房は必要です!

熱中症が重症化した時の後遺症

熱中症は軽症の場合は、ほぼ後遺症を残さずに治るのですが、重症化すると後遺症が残る場合があり高齢者は特に注意する必要があります。

重度の後遺症になりと腎機能障害や脳出血、意識障害などが起こります。

III度熱中症になると脱水や体温の上昇、ミネラルのバランスが崩れたことにより脳や腎臓、肝臓などの重要な臓器が、回復できないなダメージを受けやすくなります。

また、III度熱中症では血液の機能の異常により、「播種性血管内凝固症候群(DIC)」という重大な病気を引き起こすことがあります。

DICになると、身体の中で血液が固まったり、逆に出血するなどの異常が起こり、全身の臓器がダメージを受けるほか、脳出血を起こしたりして、「多臓器不全」という状態に陥り、死亡する例もあります。

重度の後遺症が残るとその後の生活を大きく変える可能性があるため、熱中症は早期に治療を行い重症化させない事が非常に大切です。

分類症状
Ⅰ度
(軽度)
めまい・失神
「たちくらみ」とういう状態で、脳への血流が瞬間的に不充分になったことを示し、“熱失神”と呼ぶこともある。運動をやめた直後に起こることが多いとされている。脈が速くて弱くなり、顔面蒼白、呼吸回数の増加、唇の痺れなどもみられる。)
筋肉痛・筋肉の硬直
(筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴う。発汗に伴う塩分(ナトリウム等)の欠乏により生じる。“熱けいれん”と呼ぶこともある。全身のけいれんはこの段階ではみられない。)
意識 : 正常 体温 : 正常 皮膚 : 正常 発汗 : (+)
Ⅱ度
(中等度)
頭痛・吐き気・嘔吐・下痢・倦怠感・虚脱感・失神・気分の不快・判断力や集中力の低下、いくつかの症状が重なり合って起こる。
(体がぐったりする、力が入らないなどがあり、従来から“熱疲労”と言われていた状態。放置あるいは誤った判断を行えば重症化し、Ⅲ度へ移行する危険性がある。)
意識 : 正常 体温 : ~39℃ 皮膚 : 冷たい 発汗 : (+)
Ⅲ度
(重度)
意識障害・けいれん・手足の運動障害・おかしな言動や行動・過呼吸・ショック症状などが、Ⅱ度の症状に重なり合って起こる。
(呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある、真直ぐ走れない・歩けないなど。)
高体温
(体に触ると熱いという感触がある。従来から“熱射病”や“重度の日射病”と言われていたものがこれに相当する。)

重症化したら取り返しがつかんの~

熱中症は症状が軽いうちに対処する必要があります!

部屋でエアコンを使おう

外出中だけでなく部屋の中でも熱中症は発生しますので注意が必要です。

熱中症は、室内や夜間でも多く発生しています、エアコンを上手に使いましょう!

エアコン使用中もこまめに換気をしましょう。

  • エアコンを上手に使いましょう。(体に直接あたらないように風向きを調整しましょう。)
  • 温度・暑さ指数を確認する。
  • 扇風機や換気扇を併用する。(長時間、風が体に直接あたらないように注意しましょう。)
  • すだれやカーテンを活用し直射日光を遮る。
  • 換気をして屋外の涼しい空気を入れる。
  • 窓とドアなど2カ所を開ける。

夏場はエアコンをつける事を習慣にしよう!

温度管理はご家族が入ってこまめにチェックしないとなかなか難しいかな。

さらに気をつけるべきポイント

熱中症を防ぐためにマスクをはずしましょう。

※ウィルス感染対策は忘れずに!

屋外では人との距離が2m以上離れている時はマスクを外しても大丈夫ですので、熱中症対策としてマスクをはずしましょう。

マスク着用時の対策

  • 激しい運動は避けましょう。
  • のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をしましょう。
  • 気温・湿度が高い時は特に注意しましょう。

マスクは不要な時は外しておきましょう!

こまめに水分補給をしよう

のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう!

水分補給の目安は一日あたり1.2ℓ(㍑)を目安にしてください。(この時の水分は水かお茶で、ビールなどのお酒は水分補給に入りません。)

  • 1時間ごとにコップ1杯が目安です。
  • 入浴前後や起床時もまず水分補給をしましょう。
  • 大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに摂りましょう。

※水分や塩分の摂取量はかかりつけ医の指示に従いましょう。

1日に1.2ℓはけっこうな量ですね!

塩分の補給も大事だニャ!

予防ができているかチェックしましょう

  • エアコン・扇風機を上手に使用している。
  • 部屋の温湿度を測っている。
  • 部屋の風通しを良くしている。
  • 必要に応じてマスクをはずしている。
  • こまめに水分補給をしている。
  • シャワーやタオルで体を冷やす。
  • 暑い時は無理をしない。
  • 涼しい服装をしている。(外出時には日傘、帽子)
  • 涼しい場所・施設を利用する。
  • 緊急時・困った時の連絡先を確認している。

日中は涼しいデイサービスを利用しているくらいで、その他はこれと言って予防といえることはしていません。

チェックを入れれなかった項目もこの機会に熱中症対策として習慣的に行うようにしましょう!

まとめ

熱中症は少しの気遣いで防ぐことが可能ですので、基礎的な予防策を知って事前に対策を立てておきましょう。

また、熱中症になってしまった場合早めに対処することが大事で、重症化すると命を落とす危険すらあります。

高齢者の方は温度管理がご自身ではできませんし、身体的な理由から若者よりも重症化しやすい傾向にあります。

親族などが高齢者をしっかり見守って熱中症にならない為の行動と声掛けを積極的にすることで熱中症を事前に予防することが可能となります。

これから本格的に暑くなってきますので、みなさん熱中症には十分気を付けて生活してください。

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