熱中症の防ぎ方、暑さを避けて身を守る方法教えます!

熱中症の防ぎ方、暑さを避けて身を守る方法教えます!
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

熱中症は予防できるのかしら?

注意事項を守れば熱中症を防ぐことは簡単です!
暑さを避けて身を守ろう
熱中症を防ぐためには、それぞれの場所に応じた対策を取ることが重要です。
以下を参照し、適切な対策を実施しましょう。
室内での対策
- 扇風機やエアコンで温度を調節
- 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
- 室温をこまめに確認
- WBGT値※も参考に

野外だけなく、室内でも熱中症は起こります。
高齢者はエアコンの冷風を嫌う方も多く、温度調整も苦手になりますのでご家族などがこまめに室温を確認するようにしましょう。
屋外での対策
- 日傘や帽子の着用
- 日陰の利用、こまめな休憩
- 天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える

どれも至極当然で単純な対策ですが、何かに熱中している時ほどおろそかになりがちです。
最近、「車内に子供を残したまま親がパチンコやスーパーに行き、帰ってきたら熱中症で子供が亡くなっていた。」というニュースをよく耳にします。
少しの気の緩みから知らぬ間に熱中症になり救急搬送されることもありますので、屋外の対策は万全にして出かけましょう。
からだの蓄熱を避けるために
- 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
※WBGT値:気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さの指数 運動や作業の度合いに応じた基準値が定められています。 環境省のホームページ(熱中症予防情報サイト)に、観測値と予想値が掲載されています。


熱中症になれば自分で分かるのでは?

自分で気づけない場合が多く、周りが気づいた時には重度の熱中症になっていることがあるので気を付けましょう!
特に注意するべき方々
子どもは体温の調節能力が十分に発達していないので、気を配る必要があります。
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
高齢者は暑さや水分不足に対する 感覚機能やからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です。
障害者・障害児には、特に気を配りましょう。

わしは大丈夫だから放っておいてくれ!

自分は大丈夫と過信しているところに問題があるニャ!
まとめ
私も数年前に熱中症になった経験があるのですが、自分での自覚がなく調子の悪い原因を探っていったところ、数日経ってから自分が熱中症になったのだと気が付きました。
幸いにも軽い症状だったので良かったのですが、熱中症が治まってもその年の夏はずっと調子が上がらなかったのを覚えています。
夏バテは何度も経験したことがあるのですが、熱中症はその時が初めてでした。
大事に至らなかったのは不幸中の幸いで、あんなに調子が悪いのに自分では熱中症だと分からないものなのだと身をもって体験しました。
高齢者の場合は、明らかにおかしく周りが心配して声掛けしているにも関わらず、頑として「自分は大丈夫!」と頑固一徹に人の善意を受け取らない人がいます。
素直にいう事を聞く人はよいのですが、頑固一徹に自分の意思を貫こうとする人もみえますので、周りが注意深く観察し、救急車で運ばれる前に何とかしたいものです。