脳梗塞・脳出血のリハビリ どれだけ回復する?寝たきりから歩くまでの心構え

脳梗塞・脳出血のリハビリ どれだけ回復する?寝たきりから歩くまでの心構え

ご本人の心構えが大事です

脳梗塞や脳出血を発症した場合、その後のリハビリでどの程度まで回復するのか、みなさんが一番気になるところでしょう。

リハビリを始めるにしても、まったく目途が立たない不安ばかりが先にたって焦ってしまいます。

私は長年脳梗塞や脳出血の患者様のリハビリに立ち会っていますので、どの程度の見込みがあるのかを見定めながら施術を行うのですが、リハビリを成功させるうえでとても大事なポイントがあります。

大事なポイント、それは、身体的な話ではなく「ご本人の心構え」なのです!

ここをまず理解していないと、途中で心が折れて「上手くいかない。」「自分は回復しない。」と諦めモードになり挫折してしまうことになるのです。

これからリハビリを始めるという方は、これからお話する心構えをしっかり理解して運動を行ってみてください。

患者A

また立って歩けるようになるかしら?

患者B

自力でトイレまで行けるかな?

まさし院長

その目標を達成するためには「心構え」をしっかり守ってリハビリに取り組むことが大事です!

これだけ守れば大丈夫

病気を発症してどのくらい回復するのかは梗塞や出血量の大小だけで決まる訳ではなく、麻痺の度合いが重いか軽いかで回復の予想がつく訳でもありません。

回復の度合いは、いつから始めるのか、どんな内容のリハビリにするのかに大きく左右されます。

リハビリを開始する上で最も大切な心構えとは、発病したその日からリハビリをはじめ、 自分で動く運動をコツコツとこなし、健側 (麻痺していない側 )の強化を主に運動することです。

回復度をあげる決め手はコレです!

ごく簡単な心構えですが、毎日続けるのはなかなか大変途中で挫折してしまう人も多いことでしょう。

リハビリは数日で終わるものではなく、体力の低下を防ぐという意味合いも含めると生きている間、動けるうちはずっと運動を続けていく必要があります。

だからこそ、やるべきリハビリの中に楽しみを見つけながら日々を過ごせるとよいですよね。

リハビリに楽しさを見つけたり、以前から行っていた趣味と繋げることなどで驚異的な回復をされる方もみえますので、大変な中に楽しみを見つけられたなら、運動は苦しいものではなく「その人の生きがい」へと変わるのではないでしょうか。

ひろと

「心構え」を理解することで回復度が上がります!

患者C

これならワシにもできそうだ!

かえで

周りの人とのコニュニケーションを大事にしたり、昔好きでやっていた趣味と結び付けて運動すると飽きずに長くリハビリ続けることができますよ!

治療で一番大事なこと

脳梗塞・脳出血の治療でいちばん大事なのは、 1日でも早くリハビリを始めることで、遅くとも3日以内には開始するべきです。 

深い意識障害がないかぎり、3〜 4日以上ベッドで安静にしている必要はないと思いますので、一刻も早くリハビリを開始しましょう

「一刻も早く動け!」と言うのは簡単ですが、実際に行動に移すのはとても大変です。

傷口が痛んだり、半身が動かない中での運動はとてもしんどく辛いです。

私も脳卒中ではないですが、手術後の早期のリハビリ経験したことがあるので大変さは理解できます。

痛む傷口を気にしながら動き出すその時はまさに地獄でしたが、過ぎてしまえばそれも笑い話になります。

脳梗塞・脳出血の場合は半身麻痺しているということもあり、その現状に気落ちしてしまうことでしょうけど、少しでも回復度を上げる為に、めげずにリハビリをこなしていきましょう。

まるちゃん

頑張っている皆さんにエールを送りたいの~

まさし院長

自分のためと思ってるしかないですね💦

痛みのケアをしよう

初歩的なリハビリには、とくに道具は必要ありませんし、専門家がいなくてもできることばかりです。

しかし、各ご家庭や施設を訪問していると背中や腰などに痛みを抱えてみえる方がみえます。

何らかの理由で痛みが発生している場合、その痛みを取り除く施術を行うことで運動の効率を上げることができます。

物凄くやる気はあるのに、腰が痛くて動けず、筋力が弱くて起き上がれない時には、筋力を鍛えることも大事ですけど、痛む部分のケアも必要ですよね。

脳梗塞・脳出血では、痛みの取れにくい症状もあれば、鍼灸やマッサージで血行を促進して筋肉を解すことで痛みが和らいだり、痛みが消えたりすることがあります。

長期に及ぶリハビリではそういったケアもした方がケガのリスクが減り運動効率が上がるのは間違いないでしょう。

脳梗塞・脳出血と鍼灸マッサージは相性がとてもよいです。

患者A

腰や背中が痛くてベッドから起き上がれません。どうしたらよいのかな?

ゆづき

そういう場合は鍼灸マッサージが効果的です!

ベッド上では自由に運動

ベッドから起き上がれない場合は、まずは少しでも手をあげたり、足を伸ばしたりと、なにをしてもよいです。

ベッド上で様々な動きをして、いま自分がどの程度動けるのか理解してください。

動けない現状に不安を感じずにはいられないでしょうけど、今は起き上がれなくても、手足を動かした分だけ筋力は必ず回復してくるので安心してください。

ベッド上での運動は特に専門家の知識と技術は必要ないと思いますが、聞ける相手がいるならアドバイスを受けるとより効率的な動きを教えて貰えるでしょう。

もし私が同じ状況になったのなら、この段階はできる限りの運動を朝・昼・晩と時間を決めて行う思います

決まった形など気にする必要はないので、とにかく手足を伸ばしたり縮めたり、柵を掴んで身体を横にしてみたりとできることを無理なく一日かけて行っていくことが大事です。

患者A

起き上がれないけど私大丈夫かしら?

まさし院長

とうめんの目標はベッドサイドに座ることですが、半身麻痺であるならそのうち自力で座れるようになりますので、焦らずコツコツと積み上げていきましょう!

座位での最善の運動とは

ベッドサイドに座れるようになったら、立つ⇔座るを繰り返す「起立—着席訓練」を行いましょう。

実は下肢の機能回復にはこの運動がいちばん効果があるのです。

この「起立-着席訓練」ができるようになれば、後はそれを気長に繰り返していくことで身体機能の回復が約束されたようなものです。

この動き分かりやすく一言でいうと「スクワット」です。

単純な動きですが、ご自身の全体重を持ち上げて座るを繰り返す訳ですから太ももの筋力がとても強くなります。

「早く立てるようになりたい!」「歩けるようになりたい!」と最終的な目標に目を奪われがちですが、丈夫な足腰を作り大腿部の筋力を維持する為には、歩けるようになってからもこの動きは毎日決まった回数をやり続ける方が得策です。

目標を達成して、それを維持継続していくためには足元をしっかり固めた方がよいでしょう。

患者C

わりと簡単にできる運動だな!

まさし院長

大変さを感じにくい運動ですが、効果は絶大です!

立つ、歩くを目指そう

リハビリで下半身を動かし筋力強化と機能回復を目指す理由は、最終的に歩けるようになるためです。

まずは「立つ」こと目指し、最終的には「歩く」ことを目標にしましょう。

脳梗塞・脳出血の患者さんやご家族は「トイレに行けるまで回復したい。」という目標を口にされます。

食事やお風呂などは人に任せても差し支えないとしても、トイレだけは自力で行きたいと願うのは万人共通の思いです。

トイレに自分で行くという高い目標を達成するためには、足の力を強くするのが一番でしょう。

歩いてトイレに行けるようになれば、からだを清潔に保つことができますので、自然と気持ちも明るくなるでしょう。

また、歩いてトイレに行くけるということは運動量は増えますし、自由に動けるという安心感からストレスも大きく減るり精神的にも楽になることでしょう。

動けるようになると、生活の質 ( Q O L )が格段にあがります。

患者さんがご自身で何で出来ことが増えるので、ご家族や介助する人の負担もぐっと減るのです。

患者C

また歩けるようになったことに喜びを感じます!

かえで

最終的な目標を達成できてよかったですね!

まとめ

各ご家庭や施設に伺い寝たきりや立ちあがれない患者さんを担当すると、往診当初は暗く老け込んだ印象の方が多いです。

しかし、当面の目標と最終的な目標を持たせると活き活きと運動の意欲を燃やし、活動的に動くことで顔つきも明るくなります。

お身体の状態は人それぞれなのですが、身体の機能が回復することでやる気はさらにみなぎってきます。

関節が固まっていないのであれば、半身麻痺の患者さんは心構え」次第で大きな回復が見込めます。

年齢的な体力の低下も考慮してのリハビリとなりますが、寝たきりからの脱却や立位、歩行ができる喜びを誰しも願ってみえることでしょう。

脳梗塞・脳出血の半身麻痺では早めに気が付いて最善の行動をとることが大事です。

重要なのでもう一度お伝えしておくと

リハビリを開始する上で最も大切な心構えとは、発病したその日からリハビリをはじめ、 自分で動く運動をコツコツとこなし、健側 (麻痺していない側 )の強化を主に運動することです。

それをしっかり頭に入れて、脳梗塞・脳出血のリハビリに取り組んでくださいね。

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