健康を維持するポイントは身体を動かし続けること、知らないと突然死の危険もある

健康を維持するポイントは身体を動かし続けること、知らないと突然死の危険もある

病気になったら安静は間違い

ひと昔前は「病気になったら、安静に寝かせておく。」というのが医学の常識でした。

しかし、これが大きな間違いであることが分かり、医療機関では今までとはまったく逆の考えのもとリハビリを行うようになったのです。

医学界では既に新常識となり定着しているリハビリの方針ですが、一般的にはまだ定着していない概念かもしれません。

今回は、病気になった時にどうしたら早く身体機能を回復させることができるのか、その答えを探っていこうと思います。

患者A

手術直後は傷口が痛むから寝ていたいけど、だめなの?

まさし院長

身体機能の回復のためには一秒でも早いリハビリの開始が望ましいです!

運動・栄養・睡眠が健康の秘訣

健康に生活するって簡単なようで難しく、患者様に「どうしたら健康になれるかな?」「今より体調がよくなるにはどう過ごせばよい?」「歩けるようになりたいからその方法教えて!」などよく質問されるのですがそれに正確にその人にあった回答をするのにはかなりの時間を要します。

健康に大切なのは、活発に動き(運動)、食事をしっかり食べ(栄養)、よく眠る(睡眠)ことです。

言葉にすると簡単ですが、実際に脳卒中を患いこの3つのサイクル日常的に行うのは結構たいへんです。

最近私は風邪を引いたのですが、体調が悪い時にしっかり食べろと言われても食欲が沸きませんし、身体がしんどいのでずっとベッドに寝ていて風邪が治まった後は体力がガクッと落ちているのを感じます。

みなさんも徹夜をした経験はあるかと思いますが、1晩くらいは何ともないですが、それを2日、3日と続けてやれと言われたら無理ですよね。

運動も同じで 2〜 3日動かないでいると、健康が損なわれてしまいます。

厚生労働省の資料より抜粋

四肢の筋肉量の状況をみてみると、60歳以上の骨格筋指数の平均値は、男性7.7 kg/㎡、女性6.5 kg/㎡であり、男女とも年齢が高いほど有意に減少しています。

また、低栄養傾向の者(BMIW20 kg/㎡)における骨格筋指数の平均値は、男性6.7 kg/㎡、女性6.1kg/㎡であり、男性の75歳以上では65〜74歳よりも有意に低いのに対し、女性では有意な差はみられません

患者B

健康に生活するにはどうすればよい?

かえで

その答えは「よく運動」して「よく食べて」「よく寝る」ことです!

寝たきりで注意するべきこと

最近よく耳にするようになった疾患に「エコノミークラス症候群」があります。

この病気は飛行機のエコノミークラスの座席のような狭い場所にずっと同じ姿勢で座ったままでいると、足の血液がとどこおって固まり、その血の塊が血流にのって肺にまで達すると肺塞栓症を起こしてしまい、突然死することがあるという恐ろしい病気です。

これは、飛行機だけでなく同じような狭い場所でも起こり、震災のとき、車の中での長期の生活を余儀なくされた結果、エコノミークラス症候群にかかり亡くなられた人もいました。

実は、ベツドで長い期間ふせっている患者様にも、これと同じような危険があるのです。

四肢の筋力低下や、関節のこわばり時間の経過と共に徐々に進行すると、日常生活に支障をきたすような深刻なものになることがあります。

脳卒中の患者さんは、身体に麻痺があり動きが制限されていることから活動量が減りやすく、寝たきりになりやすい状況にあるといえます。

こういった患者様には対話での意識改革が必要であり、少しくらいからだを動かしても、病気が再発する危険性はありませんし、むしろ運動が再発のリスクを減らし、身体機能の回復に繋がることも多いということ伝えるべきなのです。

運動といってもその強度は弱く出来る範囲でのリハビリとなり、寝返りをうったり、ベツドの脇で立位を行ったり、廊下を歩くなど、難しいことではなく、ふだんなにげなくやっているような動作がベストなのです。

毎日、少しでもよいので身体を動かす習慣をつけることが大事です。

まるちゃん

エコノミークラス症候群は怖い病気じゃの~

ゆづき

解決策はこまめに動くことなのね!

自己判断での安静は禁物です

絶対安静を必要する病気というのは、実際にはほとんどありません。

もちろん主治医への相談を忘れてはいけませんし、1〜 2日は安静にして経過を観察したとしても、本当に全く身体を動かしてはいけない期間は長くてもせいぜい 3〜 4日ではないでしょうか。

例えばぎっくり腰で動けずご自宅に引きこもっている場合でも、家にいれば嫌でもトイレに行かなければならず、水を飲んだり食事をしたり、ずっと寝ていたくても何かと動く機会があり、歩いて病院に行くことも考えられますよね。

風邪にしてもぎっくり腰にしても、普段の生活で起こる事象であれば1~2日安静に寝ていれば苦痛は治まり通常の生活にまた戻れ、不都合は特に感じないでしょう。

飲食の場合は「それをストップすると生命に関わる」ということは言われなくてもみんな理解しているのですが、運動もそれと同じで、入院している場合や体調が著しく悪い場合でも、からだを動かしつづけなければならないのだという理屈は受け入れられない患者様も多いのが事実です。

実際に運動を早期に取り入れて継続的に実施した患者様は早く回復していく傾向にあります。

入院していると検査データから、貧血、肝機能、腎機能、血糖などに異常値が出たり、発熱がある場合はただちに安静を命じられることがあります。

しかし、ベツドにただじっと寝ていなくてはならないことは殆どないと言ってよいでしょう。

患者C

よし分かった!頑張って運動するぞ!

まさし院長

気合を入れるのはよいのですが、無理なリハビリは逆効果になるので注意が必要です!

まとめ

「健康を維持するポイントは身体を動かし続けること。」という理屈は専門家に指摘を受けなくてもみなさんキチンと理解している場合が多いです。

「じゃあ、なんでやらないの?」という疑問が思い浮かぶかと思うのですが、「1人ではなかなか負のサイクルから抜けさせないもの。」なのです。

私達が往診に伺うとメキメキと回復される脳卒中の患者様はとても多いです。

それはどういう事かというと、患者様にとって訪問マッサージという習慣がよいきっかけになり負のサイクルから抜け出すきっかけになる場合があるからなのです。

話をしていても、脳卒中の方は理屈を知らないだけでどのように動けば回復するのかを知れば真面目にリハビリに取り組む方が殆どです。

回復する要素が多大にある脳卒中の患者様ですが、リハビリのやり方が分からずに動くきっかけもなく結局一日ボーっとご自宅や施設で過ごすだけになっている場合もあります。

人は生きているうちは動き続けないと健康を保てないのですがら、高齢になりご病気になられても諦めずコツコツ運動を積み重ねていくことが体調管理にはとても重要なことなのです。

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