脳卒中のタイプを知ろう

脳卒中のタイプを知ろう
脳卒中とはどんな病気?
脳卒中とは、脳の血管がつまったり破れたりして、脳の細胞に血液や酸素がいきわたらなくなり細胞が壊死してしまうことにより、障害が起こる病気です。

ここでは、脳卒中の種類や、脳の障害の種類などについて解説していこうと思います。

往診をしていても特に多い疾患の一つです!

まずは脳卒中の種類をみていきましょう!
脳卒中には大きく分けて、ふたつの種類があります。
脳の血管がつまった場合と、脳の血管が破れた場合で 2つの種類に分けることができ、それぞれにさらに細かく分類されます。

脳卒中の分類によって障害の種類が違うのかしら?

障害の種類は脳のどこに病変が起こったかで変わります!
脳卒中で起こる障害
脳卒中になって一番困ることは、急性期のリハビリを終えて、慢性期のリハビリに移行しても完全に元の状態には戻らず障害が残ってしまうことでしょう。
脳のどこに病変が起こったかによって、障害の種類が変わつてきますので、それによって向き合うべき症状も変わります。
被殻・視床(ひかく・ししょう)……片麻痺と感覚の鈍化
左大脳皮質……失語
左頭頂葉……ある特定の動作が、指示されてもできなくなる (観念失行 )
右大脳皮質……左側にあるものが認識できなくなる
小脳……失調症
脳幹……片麻痺、四肢麻痺、眼球運動麻痺、嚥下障害、言語障害、排尿障害

脳卒中の患者様はリハビリにも熱心な方が多いです!

専門家のアドバイスや励ましがあるとやる気も出ます!
まとめ
脳梗塞なのか、脳出血なのか、また、脳のどこに病変が起こったかでその後、向き合うべく後遺症の症状は変わります。
訪問マッサージで各ご家庭や施設に往診に伺っていて思う事は、どの部位がやられてもその後のリハビリは大変だということです。
しかし、他のご病気に比べて脳卒中はリハビリ次第で大きく症状が改善する可能性が高いです。
だからこそ、適切なケアを受けて身体機能の回復を目指すことが大事な疾患だと感じております。