動物は自然治癒力で自分の身体を治す、人にも備わるその能力の高め方とは！

動物は自然治癒力で自分の身体を治す、人にも備わるその能力の高め方とは！

人にも備わる自然治癒力

動物は、身体の小さな異変や軽い病気を「自然治癒カ」で治してしまいます。

例えばダチョウは、骨が見えるほどの大ケガを負っても、滅多に死なず、それどころか、手当てをさほどしなくても、すぐに回復し、傷から感染症になることも少ないそうです。

ダチョウほどのスーパー免疫力はないにしても、人間にも「自然治癒力」は備わっています。

今回は人間に備わっている自然治癒力を高める方法について解説していこうと思います。

ダチョウの回復力は並ではありません！

人間にも自然治癒力が備わっているのね！

人の自然治癒力を高めるには

ダチョウのように骨が見えるほどの大ケガを負っても、放っておけば何事もなかったかもように一月後には治っているという回復を人間もすればよいのですが、現実にはそうはいきません。

しかし、少しの努力と気遣いで人の自然治癒力を高めることは可能です。

誰しも健康でありたいですし、ご病気をされ自宅療養されている時に、「今より少しでも体調がよくなりたい！」と思うのは当然といえます。

自然治癒力は、疲労や疲れの蓄積、心理的ストレス、生活習慣の乱れ (睡眠不足、運動不足、昼夜逆転の生活、食米の不摂生ほか )などによって低下します。

大病を患った患者様に倒れる直前の状態を聞くと、「仕事を辞めたくても言い出せず苦しんでいたら職場で倒れてそれきり寝たきりになってしまった。」「揚げ物やラーメンが大好きで止められないし不摂生が過ぎたかも。」「仕事を詰め込み過ぎてストレスになっていた。」など病気の原因が、自然治癒力の低下と思われる話をされることが多いです。

そうなる前に身体はシグナルを出しますが、人は鈍感で気づかない場合が多いのです。

ケガも病気も起こってからしか自分の間違いに気が付けないもので、後から「しまった！」と後悔しても後の祭りです。

人間社会は大変じゃの～

心と身体のバランスを整えましょう！

自然治癒力を上げる努力をしよう

病気になっても軽症のうちは、身体を休めたり生活習慣を改善するだけでも症状は治まります。

早めに病気の不安や恐怖などの心理的なストレスを取り除いておきましょう。

しかし、忙しいなどの理由で放置すると病気は悪化し重症化しますので、そうなると自然治癒カだけでは現実的に無理があり、薬や手術など医療の力を借りて治す必要があるのです。

注意して欲しいのは、自然治癒力が下がった状態で薬を飲んだり手術を受けても、もともとの治す力が弱まっているので病気の治りが悪くなります。

自然治癒力を高めることが病気を克服する一番の近道なのです。

身体が弱っていると治りも悪いですよね💦

なぜ治らないのか

病気になった時の心理的ストレスの大部分は「否定」によって起きていることをご存じでしょうか。

大変な世の中を生き抜く為には強い心を持つ事は大事なのですが、患者様ご本人が「自分は大丈夫。」「病気などしない。」という認識ですから、生活習慣を変えることもないし、治そうと行動されることもないのです。

当人が病気を否認し続けているのですから、病気が治らないのは当然です。

それで何とかやり過ごせる病状ならよいのですが、時間が経過してから「しまった！」「あの時治療しておけばよかった！」と思っても遅いのです。

治療を開始する最大の壁である「否定」さえ解除できれば、適切な治療を行うことができ状況が一気に改善するのです。

辛い現実を受け入れたくない気持ちも分かるニャ！

まとめ

往診で各ご家庭や施設を伺っていると、医療関係者のアドバイスを素直に受け入れる人と、全否定から入り自分の納得した治療しか受けない方に分かれます。

身体機能の低下が著しいのは後者の方で、病気をしっかり認識しアドバイスを素直に受け入れる方はその後の予後がよいです。

寝たきりから驚異的な回復をし歩けるようになる方はまず間違いなくと言ってよいほど、病気を受け入れそれを克服する覚悟があります。

身体機能が落ちてきてトイレ介助が上手くいかないと「あの人は介護が下手くそだ。」、下が麻痺して活舌が悪くなると「今日はちょっと調子が悪いだけ。」など、今ある不調の原因を全く受け入れていないと身体の状態はあっという間に悪くなります。

そういう方はいくらアドバイスしても我が道を行かれてしまうので、早めにご自身の状態に気が付いて治療に専念して欲しいと願うばかりです。

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