ALSの痛み治療、筋萎縮性側索硬化症の苦痛を和らげる方法を教えます!

ALSの痛み治療、筋萎縮性側索硬化症の苦痛を和らげる方法を教えます!
リハビリで筋力低下を防ごう
今まで筋萎縮側索硬化症(ALS)を根本的に治す治療法は存在しませんでしたが、先日アメリカより吉報が届きました。
なんと、アメリカでALSの根本的な原因に働きかける新薬が承認されたのです。
これは何気にすごい話で、難病を抱えて困っている人にとっては喜ばしいニュースとなりました。
しかし、その投薬治療を受けたくても日本での使用開始はまだまだ先ですし、この治療薬はALS全体の2%にあてはまる程度で割合としてはとても低いと言えるでしょう。
今のところはALS(筋萎縮性側索硬化症)の対処方法は、リハビリ(理学療法)を取り入れて筋力低下を防いだり、マッサージで痛みの緩和を図ることにとが望ましいでしょう。
リハビリは身体の疲労や筋肉の低下を防いで少しでも快適に過ごすことができるようにする為の大切な治療です。
四肢の筋力低下は早急に対処して防ぐ努力をする必要があります。
また、車いす生活や寝たきりの患者さんの身体の疲労を取ることも重要です。

車椅子生活や寝たきり生活は身体の筋肉が硬くなりやすく、関節拘縮を防ぐための早急なケアも必要となります。

四肢の筋力低下を防ぐことが最優先事項ですが、リハビリを行うことで関節拘縮も同時に防ぐことが可能です。
筋萎縮性側索硬化症の痛みを和らげる方法
身体に痛みを感じると、患者さんの療養生活はとてもしんどく辛いものになります。
痛みの度合いは人それぞれでしょうけど、身体を動かせない難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者さんの40%~70%がなんらかの痛みを感じてみえるようです。
痛みを緩和させる方法はいくつかありますが、当院ではマッサージ治療と、それに平行して行うリハビリで相乗効果を目指します。
このご病気に限らず、不安を感じると夜に眠れなくなり不眠になることもあるでしょう。
当院では精神的な不安には鍼灸を行うことで対処しており、全身の血流をよくします。

いろいろ試しても眠れない場合は睡眠薬を利用することになります。

呼吸障害を起こしにくい薬を選択して使用しましょう。
まとめ
筋萎縮性側索硬化症の患者さんの身体のケアに携わった時に感じた私の素直な感想としては、安全なイメージがあるマッサージでも、難病であるALSの病状について理解をキチンとしている治療院にマッサージをお願いしないと事故の元だと思います。
お身体の状況は刻々と変化しますのでどの時点の話をするかで文章がまったく変わってきてしまうのですが、寝たきり生活では手足の力が抜けきっている場合があるので、運動もやり方を考えないと反対に関節を痛めかねません。
何に注意して手や足の運動をすればよいかはALSに携わった経験のある施術者にしか分からない部分なのではと思っています。
経験的に学ぶということは非常に大事であり、私も筋萎縮性側索硬化症の患者さんと初めて対峙した時には戸惑いましたが、経験を重ねることで対応に自信が持てるようになりました。
オススメはマッサージで全身の筋肉の筋緊張をほぐし、鍼で全身の血流をよくしておくことは最低限できる努力でしょう。
それに並行してリハビリで筋力低下を予防して関節拘縮を防ぐ運動を行うとベストでしょう。
温熱療法は冬場とかに効果が高くても私はあまり使わないかな、温めるのはご家族に任せて今できることに集中すると思います。
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