咽頭結膜熱(プール熱)にかかった時の対処法、どうすれば予防できる?

咽頭結膜熱(プール熱)にかかった時の対処法、どうすれば予防できる?
咽頭結膜炎の三主症状
咽頭結膜熱とは、発熱・咽頭炎及び結膜炎を主症状とする急性のウイルス感染症のことです。
三主症状は発熱、咽頭炎(咽頭発赤、咽頭痛)、結膜炎で、潜伏期は5~7日となります。
アデノウイルス3型が主ですが、他に4、7、11型なども本症を起こします。
特に夏季に流行をみることがありますが、発生は年間を通じてみられ、さまざまな規模の流行的発生をみます。

咽頭結膜熱は感染力の強い病気です!

どうしたら咽頭結膜熱を防げるのかしら?
咽頭結膜熱とはどんな病気?
咽頭結膜熱はアデノウイルスの感染により、発熱(38~39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状を来す、小児に多い病気です。
別名プール熱とも呼ばれ、プールでの接触やタオルの共用により感染することもあります。

通常、6月頃から徐々に流行しはじめ、7~8月にピークを迎えます。
予防するにはどうしたらよい?
にかからないためには、流行時に、流水とせっけんによる手洗い、うがいをしましょう。
また、感染者との密接な接触は避け(タオルなどは別に使いましょう)、衛生を保つため、プールからあがったときは、シャワーを浴び、うがいをしましょう。

手洗い・うがいを徹底すると、かなりの確率で咽頭結膜熱を予防できます!

普段の生活の中で、バランスよく食べる・しっかり遊ぶ・よく寝るなど規則正しい生活を心がけることも大切だニャ!
咽頭結膜熱の対処法
咽頭結膜熱にかかると、高熱が比較的長く(5日前後)続くことがあります。
しかし、特別な治療法はありませんが、ほとんど自然に治ります。
吐き気、頭痛の強いとき、せきが激しいときは早めに医療機関に相談してください。

もし、お子さまが罹られた場合は、水分補給をこまめにして、食欲があるのならしっかり食事を食べさせて、睡眠・休息を十分取らせましょう!

早く元気になるとよいですね💦
まとめ
咽頭結膜熱はお子さんが登園登校している場合なら、出席停止の疾患です。
結膜炎症状や喉の症状がなく平熱が丸2日続く、この2つの条件をクリアして、医師の治癒証明書を書いてもらわないと登校できないそうです。
自然に治癒する疾患ですが、お子さんが苦しんでいると何とか早く治してあげたいと思うのが親心ですよね。
罹ってしまっては身体の自然治癒力に頼るしかありませんので、なるべく予防して感染を防ぎたいところです。
手洗い・うがいを徹底して、咽頭結膜熱を未然に防ぐ努力をしましょう!