パーキンソン病の治療の目的と問題点、投薬と同時にリハビリが重要な理由とは

パーキンソン病の治療の目的と問題点、投薬と同時にリハビリが重要な理由とは

パーキンソン病の治療の目的

現在のパーキンソン病の薬物療法は、残念ながら根本治療ではありません。

薬物療法を行わないと症状は進行していきますので、あくまでも症状を軽減させる対症療法にすぎませんが、薬物療法はパーキンソン病の治療に必要不可欠なのです。

日常生活動作および生活の質を維持するためにも、薬物療法をしっかりと行い症状の進行を抑えることが大切です。

では、パーキンソン病を治療する目的とは何なのでしょうか?

パーキンソン病を治療する目的は、症状を軽減させて生活の質を維持することにあります。

パーキンソン病を患う患者さんからすると、病気を根本から治す手段がないのは残念と言わざるを得ないでしょう。

しかし、その対症療法すらないご病気はたくさん存在しますので、効果の高い薬物療法があるのは救いでもあります。

患者A

パーキンソン病を根本から治す治療法はないの?

まさし院長

全ての治療が対症療法にすぎないのが現状です。

パーキンソン病の問題点

パーキンソン病では、発病する→半昏睡状態に陥る→L-ドーパの大量投与によって目覚める→人間としての活動を取り戻す→ジスキネジア (不随意運動 )が生じる→ジスキネジア抑制のために薬を増量→再び昏睡状態に陥いるという大まかな経過を辿ります。

L-ドーパの長期使用が必要な現在のパーキンソン病の患者さんは、長い年月をかけて少しずつこのような経過を経験することになります。

医師もできるだけ効果が長持ちするよう薬の処方を工夫されていると思うのですが、治療法に明確な答えがある訳でもないので、試行錯誤しながら患者さんに合った薬を処方しているのでしょう。

現代パーキンソン病治療の最大の問題とはなにか、それは、薬物療法に頼りすぎていることに他なりません。

しかし、自己判断で薬物治療を中断した場合、症状が悪化したり、悪性症候群を発症したりしますので注意が必要です。

悪性症候群とは、薬の急な中止によって体のバランスがくずれて出現する病態で「発熱」「発汗」「意識障害」「手足の震えや身体のこわばり」「言葉が話しづらい」「飲み込みにくくなる」「筋肉の痛み」「頻脈」「血圧の上昇」などといった症状が現れるものを指します。

夏場など脱水状態にあるときに起こりやすく、手当てが遅れると重篤となり、後遺症が残るケースもあります。

効果が高い治療薬ですが、L-ドーパなどの抗パーキンソン病薬は管理の難しい薬です。

かえで

動けない身体が薬を飲めば、たとえ一時でも活発に動けるようになるなんて、他の寝たきりのご病気の方からしたら羨ましい話なんですけどね。

まるちゃん

パーキンソン病を治す薬が早く見つかって欲しいの~

リハビリが重要な理由とは

パーキンソン病は薬による病状のコントロールが大事ですが、それに加えて、最近は運動機能訓練の重要性が注目されています。 

そう、リハビリが運動機能の回復・維持に役立つ考えられているのです。

実際の医療の現場においては、パーキンソン病の患者さんがリハビリを受ける環境が整っているとは言い難いです。

ご自宅で闘病生活をされる場合は、自分で運動しようという意識がとても大事なのですが、病気が進行してからのリハビリは専門家の指導や介助がないと困難です。

身体機能がよい状態を長く保つためには、体が動く段階から、専門家を交えてリハビリ指導を徹底させていくことが必要でしょう。

もう一つ重要なのが、心理面のケアです。

パーキンソン病の患者さんは頭がしっかりされている方が多く、ご病気の性質上、一人でいると悪い方向に思いを巡らせがちです。

専門家が定期的に訪れるということは、精神面での健康を維持することにも繋がります。

何か悩み事があれば気軽に相談できる相手がいるとよいですよね。

患者C

リハビリはしておくべきなのかな?

まさし院長

パーキンソン病に限らず、自暴自棄になり運動をやめてしまった方の末路はひどいものです。毎日コツコツと運動を積み重ねてください。

まとめ

パーキンソン病は医師も運動機能訓練を推奨している場合が多いです。

健康管理として運動は生きている以上ずっとし続けないといけないものでもあるので、ご病気のことだけではなくご自身の体調管理と思って動かれるとよいでしょう。

毎日のことなので、何か自分の興味があることだとか、楽しいと思えることに関連付けてリハビリが出来ると最高ですね

しかし、ほとんどの方はリハビリに楽しみを見つけられないと思いますので、専門家と会話しながら一緒にリハビリ取り組まれた方が長続きするでしょう。

パーキンソン病を治療する目的は、「症状を軽減させて生活の質を維持すること」です。

全ての治療は対症療法であり、根本的に治す治療法はまだ確立されておりません。

そう聞くとガッカリするかもしれませんが、脳深部刺激術など新しい手術療法など新しい手法も出てきており、治療の幅は増えてきております。

大変なご病気ではありますが、前向きに治療に取り組んでいきたいですね。

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