不眠は万病のもと、寝る前に不安や心配事を考えるのはやめよう

不眠は万病のもと、寝る前に不安や心配事を考えるのはやめよう

不安や心配事が眠りを妨げる

何か心配事があったり、不安を感じていたり、昼間に嫌な思いをして「ムシャクシャして夜眠れない」という経験は誰にもあるでしょう。

そういう私も夜間に寝つけず、気が付いたら深夜の4時ということもざらにありました。

なかなか寝付けない時不安なことを寝る直前に考えていることが多いのですよね、だから私は不安や心配に思うことは翌朝に目が覚めてから考えることにしました。

これが結構うまくいっていて、昼寝をしっかりしてしまい「これでは夜眠れない!」と若干後悔していても何事もなく夜はしっかり眠れるようになりました。

夜に思ったように眠り、次の日に爽快に起きるために安眠のメカニズムを解説していこうと思います。

患者A

夜に眠れないのはなぜかしら?

まさし院長

心を平穏に保ちリラックスすると寝つきやすくなるかもしれません!

眠れる人、眠れない人

夜になり眠りに入る時にも無意識に神経が作用していて眠りやすい状況を身体が作っていくのですが、「神経が高ぶって眠れない!」と表現する人がいるように夜に眠りたくても眠れない不眠症の人がいます。

では、眠るとは神経がいったいどのような状態なのでしょうか?

神経と一口で言っても、人間の身体の中には様々な神経系統が存在しており、それぞれの神経系統は、別々の作用によってからだの機能をコントロールしています。

眠れるか、眠れないのかは実は神経系統が大きく関わっているのです。

ここでは、睡眠に深く関わる自律神経系に含まれる交感神経と副交感神経について説明していきます。

ゆづき

眠りには自律神経が深く関わっているのね!

まるちゃん

夜はぐっすり眠らせて欲しいの~

不眠の原因を知ろう

人間は寝る時に心が平穏でリラックスしているのであればノルアドレナリンが分泌され副交感神経優位になり、眠りにつきやすい状態になります。

眠る時のポイントとして、快適に眠るためには副交感神経に活躍して貰わないといけないのです。

反対に、不安・恐怖・怒りの感情でアドレナリンが分泌されていると、交感神経が優位の状態になります。

寝る直前に不安や心配が頭をよぎったり、病気のことを考えてしまうとさあ大変!

身体は「戦闘状態」の交感神経優位になってしまい眠りにつきにくくなるのです。

これではあなたを眠りに誘導するはずの副交感神経の出る幕はなく、身体は興奮状態になって寝つきが悪くなってしまいます。

アドレナリンは戦間状態のホルモンなので、脳はギラギラと覚醒した状態になり、グッスリ眠るどころか目が冴えてしまいます。

このような理由から、寝る前に不安なことを考えていると不眠の原因となります。

ひろと

寝る前に興奮するようなことは考えないようにしよう!

ムギ

アドレナリンを出していると寝付けないニャ!

不眠は万病のもと

「不眠は、万病のもと」であり、不眠を続けるのは、命を削ることに等しいと思ってください。

不眠により病気になる確率は、高血圧のリスクが2倍、心筋梗塞のリスクが3倍、糖尿病のリスクが3倍、脳卒中のリスクが4倍、がんのリスクは6倍に跳ね上がります。

これは見過ごせない数字ですね!

あなたがもし不眠症なら、二次的な病気を引き起こす前に早めに問題を解決しておいた方がよいのではないでしょうか。

このように夜間に神経が高ぶって眠れない場合は、いろんな病気の原因となる可能性があり、病気を抱えている人は悪化してしまいます。

ご自身の身体のことを考えるなら、夜間は深い睡眠で身体の疲れを取り除き、細胞や臓器の修復、免疫機能のアップという回復効果を得ることが何より必要です。

安眠するためには、不安なことを寝る前に考えないことが一番です。

かえで

夜眠ることがいかに大事か分かりますね!

まさし院長

静かな夜だからこそいろいろ考え過ぎて逆に眠れなくなってしまうのでしょうね。

まとめ

アドレナリンとノルアドレナリン、交感神経と副交感神経の役割を考えると、どうしたら安眠できるかが分かってきます。

しかし、病気になるとそればかり考えて思い詰めてしまう人が多いのも事実であり、寝る前は気楽に楽しくと言ってもなかなかそうはならないのも現実でしょう。

年を重ねるにつれて身体についての心配事や不安も多くなってくるなかで、どのように感情や気持ちのコントロールをしていくのかが大事です。

訪問先で患者様が上手くいかずイライラされているのを目の当たりにした時に必要なことは少しずつ声掛けしていくのですが、その時にいう言葉は「慌ててもしょうがないので気楽にいきましょう!」です。

もちろんそれだけではなく、必要と思うことは順を追って説明し、今どのような状況でどのように過ごしたらよいのかなどを細かく説明していきます。

私のいうことに素直に反応してくれる人は糖尿病の数値がよくなったり、動けるようになったりと改善する傾向にあります。

必ずしもすべてが上手くいく訳ではないですが、心を落ち着けて慌てずリラックスして療養した方が上手くいきやすいのはたしかです。

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