パーキンソン病の6つの主な症状、病気の特性を知り適切に対処することが大事です

パーキンソン病の6つの主な症状、病気の特性を知り適切に対処することが大事です

パーキンソン病の独特の症状

パーキンソン病を発症している患者さんの症状は非常に特徴的で、施術に初診で訪れた患者さんの歩き方や動作を観察したり、腕を大きく動かしてもらうだけでパーキンソン病であると推測できることも多いです。

今回はパーキンソン病特有の症状を6つまとめたのですが、パーキンソン病の患者さんのすべてにその症状が現れるわけではありません。

これはパーキンソン病に限ったことではなく、同じ病名でもその症状は個々に違いますので、病名が同じだからといって対処が同じとは限らないのです。

鍼灸マッサージ治療では、その患者さんの症状を見極め、お身体の状態にあった施術を行うことが大事でしょう。

パーキンソン病の症状も人それぞれです!

どんな症状があるのか一通りみていきましょう!

筋固縮(筋肉のこわばり)

手足の力を抜いた状態で関節を曲げ伸ばししても通常であれば何の抵抗もないのが普通ですが、パーキンソン病の患者さんの場合、施術者が足を持って関節を伸ばそうとすると、筋肉の緊張が強くなり、カクンカクンという断続的な抵抗がみられます。

これがパーキンソン病筋固縮の特徴です。

「歯車現象」とも呼ばれ、歯車がかみ合って回転する時の感じに似ています。

また、こわばりが続く場合を鉛管(えんかん)現象と呼びます。

パーキンソン病の初期から現れる症状であり、手足の関節だけでなく、首の関節にもよくみられます。

訪問マッサージ施術に伺う理由となる代表的な症状は筋固縮です。

往診で訪問マッサージの治療が受けられるのは、外出が難しくなり、一人での医療機関への通院が困難になった時ですが、たいてい場合パーキンソン病の患者さんは筋固縮の症状を発症してみえます。

パーキンソン病は訪問マッサージの対象なのかな?

なんらかの理由で一人で医療機関に通うことが難しくなった場合は往診の対象です!

寡動・無動(動きが鈍くなる)

さきほどご説明した筋固縮とも絡んでくる話なのでが、パーキンソン病では、筋固縮にともなって身体の動きが鈍くなり、俊敏な動作ができなくなっていきます。

何かをしようとしてもすぐには動けず、動き出すまでに時間がかかり、動作全体もゆっくりになって、やがて動きそのものがなくなっていくのです。

また、いくつかの動作を組み合わせて行うことも苦手になります。

寡動・無動の症状

  • 「すくみ足」・・・歩行開始に最初の一歩が踏み出せなくなる
  • 「仮面用顔貌」・・・表情が乏しくなってまばたきの回数が少なくなる
  • 「単調言語」・・・低い声でボソボソとした話し方になる
  • 「同時運動の喪失」・・・意思を伝える時に身振り手振りがなくなる
  • 「小字症」・・・書く文字が小さくなる etc.

さらに病状が進行すると、物を飲み込むことが困難になってよだれが出たり、寝返りも打てなくなっていきます。

動きが鈍くなってしまうこと患者様にとってとても大きなストレスとなります。

鍼灸マッサージの治療を行っていても、寡動・無動についての話が多くありますが、治療をするとその症状が大幅に改善する方もみえます。

病気の根本的な治療はかかりつけ医と相談しながら行うべきですが、ストレスを取り除き、自律神経の調子を整えることで施術直後に格段に動きやすくなる患者様もみえます。

施術に訪れた時には動きは鈍くゆっくりで独特なリズムで歩くので転倒しないか心配しながら見守っていたのに、施術が終わって帰宅する時には普通の足取りでスタスタ帰っていく。

この辺りの変化はパーキンソン病の患者様が鍼灸マッサージを受ける大きなメリットなのではと考えております。

動けないのは凄いストレス、少しでも症状が改善しないかしら💦

パーキンソン病は鍼灸治療と相性がよいです!

振戦(手足のふるえ)

パーキンソン病だけでなくふるえは様々な場面で起こります。

寒いときや緊張したときなどにふるえは普通にありますし、本態性振戦という原因不明でふるえが起こる病気もありますが、こういった場合はパーキンソン病とは特に関係ないですよね。

パーキンソン病のふるえの特徴は、安静時振戦といって、力を抜いてじっとしているときにふるえが起こり、ふるえを意識したり、体を動かしたりすると軽減します。

ふるえは一秒間に五回前後と比較的ゆっくりで、最初は片方の手足に現れ、反対側に広がっていき、その際、手の指は丸薬を丸めているような独特の動きをします。

パ—キンソン病のふるえはベッドに横になっていても起こりますが、眠ると止まります。

字を書くなど細かい作業をするときにふるえがあると不自由さを感じますし、緊張するとふるえが酷くなることもあります。

振戦が強くなると、コップを持っていてもガタガタ震えたり、唇や下あごが震えるようになったりします。

パーキンソン病のふるえは独特じゃの~

精神症状

パーキンソン病の患者さんはふさぎ込んでいて無気力だったり、不眠を訴える人が少なくありません。

抑うつ症状には2つのパターンがあり、病気に対する心配や不安などによって引き起こされる場合と、パーキンソン病そのものの症状として出現している場合があります。

病気が進行すると無関心になったり、注意力や記憶力が低下したり、知覚や妄想などを訴えたりするなどの精神症状が出てくることもあります。

抑うつ症状はどうしたら解決する?

医療関係者などその病気に理解がある方と会話することが問題解決の近道です。

自律神経障害

自律神経という言葉をみなさん一度は聞いたことあるかと思うのですが、私たちの内臓諸器官は、自律神経によって無意識のうちに調節されています。

パーキンソン病では自律神経の働きが障害され、全身にさまざまな症状が現れます。

バーキンソン病では血圧が下がり、高血圧だった人は正常値を示したり、尿が出きらない排尿困難や頻尿、尿失禁などの排尿障害、体温の調節障害によって、手足は冷えやすくなり、足にむくみが出ることもありますし、体は汗をかかなくなる一方で、顔からはひどく汗が出て、脂ぎった脂顔になります。

胃腸の働きの低下にともなう便秘は代表的な症状であり、パーキンソン病の患者さんのほとんどが頑固な便秘を抱え、苦しんでいるといってもよいでしょう。

抗コリン薬を治療薬として服用する場合、その副作用で便秘が生じることもあります。

起立性低血圧は注意が必要な症状で、人が立ち上がる時に自律神経は足の血管を自動的に収縮させて、脳の血圧が低くならないように調整しています。

しかし、パ—キンソン病の患者さんの場合、そうした血圧の自動的な調整がうまくいかなくなるため、立ち上がった瞬間に血圧が急激に低下し、立ちくらみを起こすのです。

自律神経の乱れを整えるにはどうしたらよい?

メンタル面や自律神経障害の改善には鍼灸マッサージの施術が適しているといえるでしょう。

姿勢反射障害ー姿勢の異常

病状が進行した場合、姿勢にも特徴的な症状が現れるようになります。

姿勢の異常として「姿勢反射障害」があり、この症状は体が傾いたときにバランスをとることができず、姿勢の立て直しが困難になります。

姿勢反射障害の危険性

パーキンソン病では、立っているときには背中を丸めて、ひじ、ひざを軽く曲げた前かがみの姿勢をとるようになり、体をまっすぐに伸ばそうとすると、後ろに倒れやすくなります。

異常がない場合、普通は転びそうになると、無意識に手を大きく動かし、体のバランスをとって立ち直ろうとするのですが、パーキンソン病の患者さんの場合は、こうして瞬時に手を動かし、バランスをとることができないために、前方や後方から押されると、一本の棒のようにその方向に傾き、転倒して思わぬけがをする危険が高まります。

パーキンソン病では「突進現象」にも気をつけた方がよく、歩くときにも前かがみの姿勢は変わらないため、足が高く上げられず、すり足での移動となり、早足で歩幅の狭い小刻み歩行となります。

そして歩き始めの一歩が出にくくなる一方で、いったん歩き出すと今度は停止をしたり、方向転換をすることがうまくできなくなり、前方に突進していく「突進現象」が見られるようになっていきます。

運動したいけど、突進現象が怖くてできない。身体の衰えが心配。

歩くことだけが運動ではありません!安全に歩行時と同じだけの運動量を確保することは意外と簡単ですし、そうすることでケガのリスクが減ります!

まとめ

パーキンソン病を患ってみえる方々は頭はしっかりしてみえるので、症状がどうしたら改善するかの追及を怠らない場合が多いです。

パーキンソン病の主な症状をまとめていても、この疾患は一筋縄ではいかないなと感じます。

症状改善の為にご自身でリハビリに取り組むことはどのご病気でも重要であり、そうするべきなのですが、お身体や精神面のメンテナンスを定期的にすることも大事です。

精神の安定や自律神経の失調にたいしては、鍼灸マッサージ治療が大いに役立ってくると思います。

日々の療養の中では上手く動ける時と動けない時のギャップには苦しむでしょうし、動けるがゆえにリハビリの意識が高いのも頷けます。

他の疾患では動きたくても動けない場合改善の手助けになる薬がない場合が多いので、そういう意味では治療の選択肢は広い疾患といえます。

          

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