誤った自己判断が身体を壊す!病気と闘うと治らないどころか、悪化します

誤った自己判断が身体を壊す!病気と闘うと治らないどころか、悪化します

正しく病気と向き合おう

訪問マッサージで患者様のご自宅や施設へ伺っていると、治りたい一心で一生懸命ご病気と闘ってみえる方が時々みえます。

最近とても共感した「病気と闘うと治らないどころか、悪化します。」という言葉は、私が今読んでいる「病気を治す感情コントロール術」という書籍の中に出てくる医師の言葉です。

もちろん努力することを否定したい訳ではないのです。

ただ、その努力の方向性がみなさん間違っている場合が多く、大病を患ってから急に慌てだし根性論で状況を改善しようとするので、思ったようにいかないどころか、反対にケガをしたり病状を悪化させるリスクが高まるのです。

私は今までの経験から、病気にたいして過度な思い入れを持って病気と向き合うことは危険と感じていましたが、書籍の中では、病気と戦うことで分泌される物質を元になぜ病気と闘ってはいけないのか詳しく科学的に述べられていました。

今回は、なぜ病気と闘ってはいけないのか、その答えを科学的な目線から紐解いていきましょう。

なんで病気と闘てはダメなの?

科学的な目線でご説明するとその答えがみえてきます!

過度な興奮は身体を壊す

「ストレスホルモン」という言葉をご存じでしょうか?

ストレスホルモンという言葉は初めて聞いたという人でも、「アドレナリン」という単語は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

人は「闘う」ことで、短期では副腎髄質から「アドレナリン」、長期では副腎皮質から「コルチゾール」などのストレスホルモンが分泌されます。

アドレナリンの役割は、心拍や血圧、呼吸数の増大、骨格格筋への血流増加、発汗などの反応を引き起こし、身体能力をアップさせて「闘う」状態をサポートすることで、短時間では「ストレスに対応するホルモン」「ストレスからの防衛ホルモン」として効果的に働きます。

健康な場合「アドレナリンが出る。」ってどちらかというと気力とやる気がみなぎっているようなプラスな意味合いで使われることが多く、実際にアドレナリンが放出される場面では、それがよい意味合いで働くことが多いでしょう。

身体機能に問題がなくテニスやサッカーなどの運動で楽しみながら活動的に行動している場合はよいのですが、病気を患い辛く苦しい闘病生活では過度に緊張していたり、ストレスを感じている場合も多くみられます。

病気を患っている時分泌されるアドレナリン自己管理次第良くも悪くも働きます。

何事もほどほどが一番であり、アドレナリンの分泌が長時間続いたり、あるいは 1日に何度も繰り返されると、身体の機能を酷使することになります。

アドレナリンの作用を理解しよう

後で後悔しないためにも、身体にアドレナリンが放出されている時に起こる1~3の身体機能の変化を理解しておきましょう。

  1. アドレナリンが副腎髄質から分泌されると、心拍と血圧が上がるために血管が収縮して血流が悪くなります。
  2. 血流が悪くなると、全身の細胞に栄養が行き渡らなくなってしまいます。
  3. アドレナリンは血小板の働きを活発化するため、血液が固まりやすくなり、そうなると血液はドロドロの状態になります。

つまり、アドレナリンが一日のうちに何度も分泌され、それが毎日のように続くと、血管の老化が加速し、心筋梗塞や脳卒中などの心血管系疾患になるリスクが高まるのです。

思いもよらない闘病生活を送る中では、みなさんパニックに近い状態となり冷静な判断はできず、とにかく焦って身体を治そうとします。

急性期のリハビリでは、「どんどん動いてリハビリしてください。」「痛みがあるなら痛み止めを出します。」と言われ運動を熱心にすることを勧められるのですが、病院を退院してから慢性期のリハビリでは全く逆の考え方をしなくてはいけません。

アドレナリンは、「不安」「恐怖」「闘争」「怒り」「興奮」といった感惜を抱いているときに分泌されています。

そういった感情抑えるためには自己判断せずに医師や看護師、リハビリ師などに相談して適切なアドバイスを受けながら病と向き合うことがとても重要になってきます。

適切なアドバイスを貰えると心が落ち着きます!

大病を患った場合は、正しい情報と感情をどうコントロールするかが重要になります。

病気と闘うという姿勢がよくない

闘うことで分泌される物質の働きと、アドレナリンが人体に与える影響を考えると、とにかく「闘う」ことがよくないということが分かります。

自己判断で根性論を振りかざして病気と闘い続けてしまうと、気持ちが高ぶっている間ずっとアドレナリンが分泌され、心臓血管系を中心に、様々な弊害を引き起こすのです。

自分のしている行為がリハビリなのか、身体を痛めつけているのか、初めて体験する大病と向き合う時には、正しい道筋を示してくれる優秀なアドバイザーが必要です。

訪問マッサージで各ご家庭を回っていても、私は患者様に「頑張り過ぎはよくないので気楽にリハビリをしましょう。」「今は無理をしなくてよいので軽めに肩の力を抜いて動きましょう。」「今やる段階にない運動をしていると逆にケガをして取り返しのつかないことになりますよ。」と声をかけるのですが、なぜ私がそう言っているのか、分かりやすく説明しても、その言葉の意味を本当に理解できる患者様が少ないです。

若くて健康なうちいくらでも無理が利きますが、大病をされてからは「闘えば闘うほど、病気は悪化」するのでご自身の身体元気な時と違うことに早めに気がつくと、体調管理が上手くいきやすくなります。

病気を発症してから大慌てで根性論だけで状況を改善しようとする方がとても多いです。

リハビリを行うにしても、順序を守らないと反対に身体を痛めてしまいます!

まとめ

今回まとめた記事は療養生活を快適に過ごすための根本となる内容です。

「努力」「頑張る」という言葉は健康であれば必要なことだと思いますが、慢性期のリハビリには不要な言葉だと私は思っております。

慢性期のリハビリでは肩の力を抜いて気楽にリハビリを行った方が上手くいくことが多く、誤った考えのもとで更に身体を悪くしていまっては何がしたいのか分かりませんよね。

慢性期の療養生活では病気と向き合う期間必然的に長くなりますので、「不安」「恐怖」「闘争」「怒り」「興奮」といった感情と上手に付き合っていく必要があります。

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