関節拘縮、固まる理由と対処法を教えます!

関節拘縮とは

関節拘縮とは、何らかの原因で関節の動きが制限された状態の事をいいます。

介護の現場では患者様の体が硬くなり関節拘縮を起こしている事が多々あります。

寝たきりの方にとって関節が固まってしまう関節拘縮は天敵ともいえる存在なのではないでしょうか。

なぜ関節拘縮が起こるのか?

原因は脱臼、骨折、関節炎、やけど、中枢神経麻痺による筋肉の短縮、長期の関節固定など、幅広くあります。

〇神経性拘縮:神経麻痺や、痛みなどで筋肉が緊張することで関節が動かなくなり起こります。

〇筋性拘縮:筋肉の伸縮機能が低下したり損なわれるために起こります。麻痺がなくても拘縮していく高齢者の拘縮は、筋性拘縮が多いと言われています。

〇皮膚性拘縮:皮膚の疾患などで、皮膚がつっぱり関節が動かないために起こります。

〇結合組織性拘縮:関節の結合組織に損傷や機能低下によって起こります。

退院してからのケアが大切です

退院当初は何ともなかったのに、ご自宅や施設で療養していたら関節が固くなってきたという話はよく聞きます。

安静にしてるのに、なぜ固まるのですか?

麻痺が無いのに拘縮が起こったけどなんでだろう?

四肢に関節拘縮が起こると、いろんな疑問と不安を1人で抱えながら過ごすこととなります。

どこも悪くない健康な方でも、もし何ヶ月も膝を動かさず固定していたら膝関節は固まります。

病気の時は動きたくない

経験がある方もいると思いますが、病気の時はとにかく「動きたくない。」という気持ちになりますよね。

風邪を引いただけでもベッドから出たくないし、身体がしんどいので寝ていたいと思うのはごく当たり前のことです。

元気であればそんな事は考えもしないのですが、病気の時は全く動く気力がなくなります。

動けない時にはしっかり寝て体力の回復を待つしかありません。

体力が低下している時はマッサージ治療が有効です!

重病であるほど動けない

大病を発症して寝たきり生活になると、身体を動かしたくても思うように動けません。

このような状態の方は「動かないといけない。」と思いつつも病気の影響で体が重たく動かせない、動きたくない、動く気力がない、といった負の連鎖が起こります。

病気の後遺症であれば尚更、本人にはどうする事もできません。

周りが何か良い手立てを考えないと、あっという間に1ヶ月、1年と月日が流れます。

ベッドに寝たきりで動かなければ身体は硬くなります。

「そういえば最近身体を動かしていないよね。」「関節が動きにくくなってきたけどどうしよう。」という会話が増えてきます。

定期的な接触で負の連鎖を断ち切ろう!

何かアクションを起こさないと時間は無常に過ぎていきます。

非科学的なことが信じられていた時代

私は陸上部だったのですが、30年以上前は「部活中は絶対に水を飲むな。」と先輩から言われていました。

水

部の伝統的な「しごき」みたいなもので、女子については休憩時間もずっと炎天下で立たされている始末です。

真夏の炎天下でさんざん汗をかいて喉がカラカラでも水を飲むことは許されませんでした。

今では考えられないことですが、昔は部活中は水を飲まないことが常識だったのです。(私は友達とコッソリ水を飲んでいましたが、真面目に水を飲まない同級生もいました。)

もしかしたら忍耐力はついたかもしれませんが、今の常識では考えられない蛮行です。

医療の現場でも逆転現象は起こります

常識は時としてそれまでとは真逆のことが正しいと立証される事があり、医療の現場でも逆転現象が起きています。

ひと昔前は「脳梗塞で倒れた場合はゆっくり安静にしましょう。」というのが常識でしたが、今はその逆で「一刻も早く体を動かしてリハビリをしよう。」という常識は変わりました。

昔はまったく逆のことしていたのですよね。

数年前に私が胆嚢全摘手術をした時も、手術した次の日にすぐに歩行訓練が始まりました。

鬼の所業だと感じたものですが、後遺症を残さない為には一刻も早いリハビリが必要なのでしょうね。

関節はなぜ固まるのか

関節は動かさなければ、可動域が徐々に狭くなり拘縮が起こります。

自力でも他力でも良いので、いかにして日常の中に関節を動かす習慣を組み込んでいくのかが、関節拘縮の予防または改善には大事なことです。

関節拘縮とは?何で固まるの?対処法を教えます!

健常者は普通に生活していればどの関節もまんべんなく使って動いていますで問題ないのですが、大病を患い麻痺などの症状が出ている場合はそうはいきません。

病気の療養中は意識して動くようにしないと、身体のしんどさもあるので思ったようには動けないでしょう。

関節を固めたくなければとにかく動かすことです。

どうしたら可動域を維持できる?

無理する必要は無いのでこまめに各関節を動かしていれば、動かない事で発生する拘縮を予防する事が可能です。

関節拘縮予防は継続が大事です。

四肢の関節のケアを続けて行えなければ、知らず知らずに拘縮が進んでしまうので気をつけましょう。

関節が固まってしまった場合は、それを正常な可動域まで伸ばすことはできません。

「固まっているのかな?」と思ってもまだ関節を伸ばせる場合もあります。

関節のケアを考えるのであれば、一刻も早く関節へマッサージを行った方がよいですし、適度に運動を加えていく必要があります。

関節拘縮が心配な場合は定期的なケアを行う必要があります。

拘縮への関わりかた

関節拘縮が起こった場合、私達は固まった関節にマッサージ主体でケアしながら可動域を広げていきます。

関節はまずはマッサージを行い緊張を緩めた方が、その後の運動やリハビリが行いやすくなります。

無駄な力が抜けるので、運動やリハビリの効率が上がると言った方が分かりやすいかもしれません。

はり・きゅう・マッサージ・リハビリとあらゆる手段を使って関節拘縮にアプローチします。

1人で継続は至難の業です

「毎日決まったメニューの運動をご自身で続けてやってくださいね!」なんて口で言って続くなら外部のサポートなんて要らないでしょう。

続けたくても大多数の人は1人で継続することはできません。

身体が弱っている病人の意思とはそれほど弱いものなのです。

だからこそ、私たち鍼灸マッサージ師が往診で患者宅まで伺う意義があるんです。

困った時は意地を張らずに誰かの手を借りましょう!

共に悩み問題を解決しよう

患者様に寄り添い、関節拘縮の改善の為の手助けをしながら解決策を探る。

患者様の手を握る

その人に最適な手技やリハビリは人それぞれ違いますし、身体の回復状況によって変えていく必要があります。

しかし、単調で面白くないリハビリでも、誰かが一緒に居てくれるだけで続けられたりするものなのです。

1人でコツコツリハビリをこなす方もみえますが、よほど精神力が強くないと1人で続けることは困難です。

そうやって自分で決めた運動メニューをしっかりこなせる人は尊敬に値しますが、なかなか出来ることではありません。

私たち治療家がサポートしますので、一緒に頑張りましょう!

早めに対策を練ろう!

リハビリは1人で出来ないから、こそ誰かのサポートが必要です。

私たち鍼灸マッサージ師は関節拘縮の患者様と接する機会が多いので、患者様と話をしながら最適な治療方針を立てていきます。

関節を「ご自身」又は「他動的」に定期的に動かしていく。

関節拘縮の予防や改善には、早めの対策が大事です。

「気がついたら関節が固まって手足が伸びなくなっていた。」なんて事が無いようにしたいでよね。

できれば固まってしまう前に手を打ちたいですよね。

関節が固まっている人も適切なケアが必要です!

まとめ

関節拘縮には様々な成り立ちがあります。

どの病気にも言えることですが、病名が同じでも症状の出方は人それぞです。

手足の関節が少しでも動きにくいと感じた場合は、すぐに関節のケアを始められた方がよいでしょう。

関節拘縮は進行すると改善が難しい症状です。

なので、症状が浅いうちに早急に対処しましょう。

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