関節リウマチは寛解が望める疾患です!早めの治療が吉となる

関節リウマチとは

関節リウマチとは関節内にある滑膜という膜組織で炎症を生じる滑膜炎が主体の病態と考えられております。

慢性または進行性の自己免疫疾患です。

自己免疫疾患とは

自己免疫疾患とは、免疫系が自分の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまう事で症状をきたす疾患です。

このように関節リウマチは自己免疫疾患と考えられております。

滑膜炎が全身の関節において多発性に持続的に生じます。

関節破壊をきたし、日常生活の活動制限となり、身体機能障害に至ります。

予後や発生率について

関節リウマチは予後が悪い疾患です。

関節リウマチの発症率は全世界では約0.6から1.0%です。

1.0%という数字はなかりの高確率ですよね。

100人いたら1人はリウマチという計算になります。

我が国の患者数は60万から100万人程度と言われております。

男性より女性が約4倍多い状況です。

確率的には低くても、男性も関節リウマチを発症します。

40歳代が発症のピークであり、加齢とともに増加します。

発症したら早めに専門の病院で診て貰い適切な処置をすることが大切です。

リウマチの原因について

原因については未だ不明です。

殆んどの難病は原因不明ですが、リウマチもまた然りですね。

予防法などはありません。

まずは原因が特定されないと予防法も確立されませんよね。

早いところ原因が特定され、予防法が確立するとよいなと思います。

原因として
・遺伝的要素
・環境的要素
・日生物の感染
・免疫の異常

などいくつかの要素が関係しているのではと考えられております。

病態のメカニズム

病態の中心は関節内にある滑膜です。

この滑膜の細胞層が肥大し増殖することによって滑膜が肥厚し、症性性の滑膜組織が軟骨まで浸潤し、 パンヌスと言われる肉芽組織を形成します。

この組織は軟骨から骨組織自体へ、そして関節辺縁部から骨組織へ浸潤し関節破壊をきたします。

また、さらにその関節破壊は軟骨や骨組織に加え靭帯や腱にも及びます。

このような組織破壊には主に滑膜組織から生産されるタンパク分解酵素が関与しています。

この蛋白分解酵素によってコラーゲンやプロテオグリカンなどの軟骨の成分が破壊され軟骨破壊に至ります。

この蛋白分解酵素の生産には炎症をもたらす IL 1や pnfa などの炎症性サイトカインというものが関与しています。

この炎症性サイトカインは主に滑膜組織中に存在するマクロファージという細胞により生産されます。

また炎症性サイトカインは滑膜の増殖の主役とも言われています。
このように炎症性サイトカインが関節リウマチの病態で鍵となっている分子なのです。

関節リウマチの半数近くが寛解、関節破壊も抑制

リウマチの治療によって、関節痛などの症状が消え、血液検査などの値も正常に戻った状態を【寛解 ( かんかい ) 】とよびます。

以前は、この寛解に至る患者さんはごく一部でしたが、今はリウマチ治療の進歩はめざまし増加傾向にあります。

これは関節リウマチの患者さんにとって朗報ですね!

関節リウマチは早期発見・早期治療が大事な疾患です。

最近は症状が出たら早めに受診する患者さんが増えたのはよい傾向であり、寛解する患者さんが増える要因にもなるでしょう。

投薬治療では、早くから抗リウマチ薬や、必要に応じて生物学的製剤を投与するようになり、半数近くの患者さんが寛解に到達し、関節破壊の進行も抑えられるようになりました。

さらには、治療によりリウマチがほとんど進行しなかったり、薬の投与をやめても寛解の状態が続くこともまれではありません。

なお、現在のリウマチ治療の進歩はめざましく、進行型タイプの患者さんはさらに少なくなっていくと思われます。

まとめ

原因は不明で予防法はなくても、病態のメカニズムは分かっております。

関節リウマチで大事なのは、病気になったら早めに病院に受診し、病状が落ち着いて寛解するまで医師の指示通りに治療をするということです。

治療では薬の精度が上がってきているのでしょうか。

患者数が多い病気は薬の研究も盛んです。

関節リウマチも患者数が多いからこそ、研究が盛んに行われ進行型タイプの患者数の減少に繋がっているのでしょう。

関節リウマチの治療で絶対にやってはならないのは、途中で治療を勝手にやめることです。

治療が辛くて途中で止めてしまうと、関節リウマチはとんでもないリバウンドを起こします。

そうなると、寛解はほぼ無理だと思って下さい。

その逆で、病気の進行が一気に加速してしまいます。

治療を途中で止めてリバウンドしてしまったリウマチ患者を何人か診ましたが、関節はとてもヒドイ状況になります。

関節リウマチの治療を始めたら、途中で嫌になって投げ出さないように注意しましょう。

途中で治療を止めてしまうと、その後に起こるリバウンドで死ぬまで苦しみます。

脅しでも何でもなく事実リバウンドを起こすと各関節は悲惨な状況になります。

そうならない為にも早期に受診して、キチンと治療を受けて寛解を目指しましょう!

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