浮腫み、解消した方がよい本当の理由

浮腫み、解消した方がよい本当の理由

従業員の施術に同行する

今回は従業員の施術に一緒に同行した時の話をします。

浮腫みでお困りの患者様は多くいますが、なぜ浮腫みを解消するマッサージをしないといけないのかについて理解している人は少ないように思います。

たまにご家族や患者様とコミュニケーションをとる目的で従業員と一緒に2人で伺うことがあります。

従業員A

患者様より最近浮腫みの相談をされました!

進行性核上性麻痺を患ってみえる患者様の施術に同行したのですが、この病気は進行性の神経変性疾患でありパーキンソン病と類似の病気と考えられており症状は様々です。

患者様の症状

〇進行性麻痺の影響で主に歩行に障害がみられる。

〇左の下肢全体的の感覚が鈍く力が入らないようで、歩行時に足が上手く前に出なく小刻みな歩き方になってしまい転倒の危険があります。

〇浮腫みが気になる etc.

進行性格上性麻痺と確定した方や、現在検査の結果待ちで進行性格上性麻痺の疑いがある人は左に強く症状が出てる事が多いです。

たまたまかもしれませんが私の携わった患者様はその傾向にありました。

ご自宅では動きが少なくベッド上での生活になりがちですので、マッサージを行い関節拘縮や廃用症候群を予防していく事は非常に大切になってきます。

施術内容について

施術スタッフの施術内容

〇施術内容としてベッド上で仰臥位にて頚-肩-上肢をマッサージを行い、力が抜けたところで各関節のストレッチを行います。

〇指先の感覚異常やこわばり感も強い為、指先は入念にマッサージしております。

〇次に肩-背中-下肢にかけてのマッサージです。

〇左股関節から足の指までは感覚の異常(無感覚)やこわばりが強いので特に丁寧にマッサージを行います。(患者様によって下肢への症状の出方は様々です。)

〇緊張がほぐれ力が抜けたところで関節の運動も行っております。

〇関節の動きがスムーズになるように足の指や足首のストレッチを行いました。

〇膝を曲げて胸に近づけ腰や骨盤を前後方向にして筋肉を伸ばしたり、その状態から膝を左右に倒しながら腰にかけてのストレッチを行って無理なく徐々に筋肉の柔軟性を高めていきます。

〇ベッドの柵につかまり立ちをしてもらい、補助しながら足踏み運動を行い筋力強化していきます。

元気な頃は外で活発に動かれていた方々も、ご自宅や施設で生活してみえるとどうしても身体を動かす機会は激減してしまいます。

だれかと一緒だから頑張れる!

マッサージ、ストレッチ及び筋力トレなど日々のケアを行い、日常生活での動作がスムーズに出来るように維持・管理していくことが大事です。

浮腫みはなぜ起こる?

浮腫(むくみ)は往診でマッサージをしていると悩まれてみえる方は多いです。

浮腫みの成り立ち

〇血液は心臓から手足に送られ筋肉を動かす事により再び心臓に押し戻されます。

〇麻痺が起こると手足が上手く動かせなくなりますよね、そうすると筋肉の動きも悪くなるため関節に拘縮が起こります。

〇そうすると筋肉のポンプ作用が失われてしまい、血液は麻痺した手足に留まり浮腫(むくみ)を起こす原因となります。

原因はこれだけではなく、浮腫みの原因は多岐にわたります。

浮腫みを解消した方がよい理由とは

浮腫(むくみ)は解消した方がよいのでしょうか?

血液の流れが悪いため手足に浮腫(むくみ)のある状態では、血管中に血栓(血の塊)が生じやすくなります。

心臓の血管に血栓が詰まらせれば心筋梗塞、脳の血管に詰まれば脳梗塞につながります。

脳梗塞を防ぎましょう!

浮腫みの解消法について

浮腫みの解消はとても地道な作業です。

丁寧に下肢をマッサージしながら運動やストレッチも取り入れたり、施術頻度は高くして定期的に施術を行います。

鍼をマッサージと併用して行うことも効果的です。

浮腫みは突然に解消されることもあります。

浮腫みの原因はたくさんありますが、解決策は限られていると思っています。

原因の究明や病院での薬の調整なども必要でしょうし、動ける方ならご自身での運動も毎日積み重ねて行うことが大事になります。

私たちは鍼灸マッサージ師として運動法などをアドバイスしたり、浮腫み解消の施術を試みます。

浮腫んでいる場合は血液や体液の流れが停滞しているので、マッサージや鍼灸で血行を促進することはとても有効な手段といえるのではないでしょうか。

まとめ

発症・再発を防止するためには、関節を積極的に動かすリハビリや浮腫を軽減させるマッサージを行う事が大切です。

今回伺った患者様の場合は、麻痺があるため関節に拘縮予防のマッサージをして欲しいとご家族からの希望がありました。

主症状ではありませんが、浮腫みも気になるようです。

浮腫みが一番気になるという人は少なく、歩行が困難、痛みが強い、痺れが強い、などのどうしても改善したい主症状を訴えられるついでに、「そういえば浮腫みも気になる。」と言われる方が多いです。

浮腫みはけして侮ることはできない症状ではありますが、主訴の改善を一番に考え全体を調整していく中で下肢の浮腫みについての対策を練っていきたいところです。

今回の患者様の場合、左下肢の浮腫はマッサージを始めてからかなり軽減し改善されており、ご家族様も大変喜んでくれております。

長期の療養で「最近足が浮腫んできた。」と感じてみえる方は、鍼灸マッサージ治療を受けてみるのもよいのではないでしょうか。

施術を続けると患者様の顔色もよくなり「身体が楽になった。」「浮腫みが減ってきて。」などの言葉を頂くことがあり、私たちの励みとなっております。

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